今年が何の年か、ご存知ですか?
そうです。浄土宗の宗祖の法然上人がお亡くなりになられて800年、浄土真宗の宗祖の親鸞聖人がお亡くなりになられて750年の節目の年です。これを遠忌(おんき・えんき)といいます。800年や750年も前にお亡くなりなられたお二人の法要がずっと続いているってすごいことだとおもいませんか?
みなさんのお家の佛壇で一番古い位牌を探してみてください。きっと30年や40年前のご先祖さまの位牌が見つかるでしょう。もしかしたらもっと古い位牌があるかもしれません。その位牌のご先祖さまがあなたのルーツです。それが脈々とつながって、今のあなたの家族がいて、あなたがいるんです。
法然上人と親鸞聖人。お二人の教えを頂いた学校が、私たちの大学や高校(宗門校)です。そして宗祖とゆかりが深い京都の地。友達や仲間・・・。いろいろなご縁がたくさんありますね。馴染みすぎて普段はあまり感じない縁もあるかもしれません。今回、改めて感じる縁や初めて知った縁もあるでしょう。その縁をゆっくりと感じてみましょう。そのご縁を感じること、見直すことが、遠忌であり、共走駅伝に込められた思いです。
ご縁によって引き合わされた者同士です。今日は隣にいる人にこう言いましょう。『ありがとう』。一緒に走ってくれて『ありがとう』。応援してくれて『ありがとう』。一緒に楽しく過ごしてくれて『ありがとう』。一緒に食事してくれて『ありがとう』。先生にも『ありがとう』。そして素敵なご縁を与えて下さった二人の宗祖に『ありがとう』。
みなさん、本当に『ありがとうございました』。
平成23年
法然上人800年親鸞聖人750回遠忌記念 共走駅伝実行委員会
委員長 柴田康明
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